Forth Part 0

「Forthは1969年に 

アメリカのバージニア州シャーロットビルにある国立電波天文台において、

Mr.Charles H. Moore によって創られた。

当時、使用可能なプログラミング言語

とくに観測の自動化という目的に対して満足に使えるものがなく、

それゆえ Forthが 創られた。」

 FORTH DIMENSION 誌 より

標準規格

Forth-77 Standard

Forth-78 Standard

Forth-79 Standard

Forth-83 Standard

ISO/IEC 15145:1997(E) - Information technology - Programming languages - Forth (First edition: 1997-04-15)

Copies of the standard cost $193 from the American National Standards
Institute Sales Department (212) 642-4900, but the final draft of ANS
Forth is free and available (subject to copyright restrictions) at:

ftp://ftp.uu.net/vendor/minerva/x3j14/dpans94.zip (Word For Windows, v2)

ftp://ftp.uu.net/vendor/minerva/x3j14/dpans94.hqx (Word For Macintosh)

ftp://taygeta.com/pub/Forth/Literature/dpans94a.zip (plain ASCII)



FORTHに類するもの

・PostScriptはForthと同じくスタック言語であり、演算も逆ポーランド記法を用いるため言語仕様がForthによく似ている。イラストレータなどのソフトを使って複雑な画像操作を指定すると、出力側でスタックオーバーなどのエラーが発生することがある。

Java仮想マシン仕様はForth仮想マシンの仕様をベースにしている。

・Forthをベースにしてワードを日本語で記述可能にした言語としてMindがある

・Forthをベースに、オブジェクト指向に改良したMac OS向けの開発システムMopsも有名。オブジェクト指向とマルチスレッド対応のPalo Alto Shipping Co.製のMach1(まっはわん)がある。

・そもそもオブジェクト指向の基本アイデアはForthから生まれたという説がある。Forthではグローバル変数を必要とせず、完全に他から独立したワードが定義可能である。

サン・マイクロシステムズ社が考案・提唱したOpen FirmwareはForthがベースである。OpenBootROM(同社製プラットフォームのファームウェア)、およびMacintoshの起動用ファームウェアはOpen Firmware仕様を実装したものである。

・Forthを元にしたコマンド言語であるFICLはFreeBSDブートローダの実装に使われている。

・TeleScript General Magic社が開発・提供していた次世代エージェント指向の通信用プログラム言語。Forthアーキテクチャで実装されていた。

Intel 80x87 浮動小数演算コプロセッサアーキテクチャはForthベースであった。コプロセッサ内部に独立したスタックがあり、ネイティブな命令コードにはそのスタック操作が多く含まれている。

・1985年ごろ、服飾メーカーとして知られるJUN(株式会社ジュン)が開発したコンピュータグラフィックシステム4D-Boxのオペレーション言語0DLはForthであった。